大久保宏明
文章添削指導員の大久保宏明です。
ミステリー小説などで、途中で過去に話が飛ぶ、ということがあります。
意図的に話題を飛躍させて、あとで謎解きをすることによって読者に感銘や強い印象を与えようとするわけです。
このテクニックでは、「わからないことから、わかることへ」と文章を逆に進めます。
しかし、実用文では、こうしたテクニックを使いません。
むしろ話が飛躍しないように気をつけます。
それが論理的に書くポイントです。
そのように書かれた文章は、理解しやすく、しかもそのために速く読むことができます。